【欧州サッカー】チャンピオンズリーグ14-15準決勝 続き
準決勝の個人的感想。
続いてはバルセロナ vs バイエルン。
象徴であるパスワークにこだわることをやめ新たに強力なカウンターを身につけたバルセロナ。
そして、グアルディオラ監督のもとパスワークを身につけ圧倒的な強さで早くもリーグを制したバイエルン。
この一戦はグアルディオラ監督が黄金時代を築いた古巣のバルセロナと対戦するという点や、2年前に前ハインケス監督のバイエルンに2試合合計7-0と粉砕されたバルセロナがリベンジできるかという点など、単純に試合だけでなく色々な見どころがあって面白いですね。
では感想。
バルセロナはおそらく今シーズン欧州最強の前線を擁しています。
名前の頭文字を取ってMSNと称される、メッシ・スアレス・ネイマールの3人ですね。
すでに3人で今シーズン100点以上取っているそうです(確か113,4点)。
3人だけで点を取るシーンがいったい何度あったことか。
絶対に3人のうち誰かが活躍するってのが本当卑怯ですよね(笑)。その中でもやはりメッシだけはずば抜けてます。最強すぎ。
対するバイエルンはグアルディオラ監督率いる超パスワークチーム。
そしてなにより多彩すぎる戦術を持っていますね。
毎試合、そして試合中にも幾度と無くフォーメーションを変える監督と、それを問題なくこなす選手達というサッカーIQの高いチームですね。
リベリー、ロッベン、ミュラー、アラバなどスター選手もいます。
…が、ほとんどの選手が怪我で欠場という残念っぷり。現状ベスト4の中では一番層が薄いです。
試合は、1stでほぼ確定してしまいましたね。
バルセロナが、というよりメッシが、バイエルンを粉砕。
両チームともにボールを持つとパスワークで支配し守備では良いプレスを掛けてカウンターを狙う似たような展開。
どちらかと言えば、どちらもカウンターで点を狙っていましたが、FWのタレントに少し、そして人数には大きな差がありましたね。
MSNの3人でカウンターを狙うバルサに対し、バイエルンはほぼミュラーとレヴァンドフスキだけ。
ロッベンとリベリーのスピードがないのも悔やまれますが、それ以上に他の選手がカウンターに絡みきれなかったのがバイエルンは惜しかったですね。
バルサはというとイニエスタやラキティッチ、サイドバックの連中が上がってくるので攻撃も厚かったです。
タレントはほとんど同レベルでそれぞれ凄まじいプレーを見せていましたが、やはりメッシだけは別格で、随所に違いを生み出していました。
FW、MFだけでなくノイアーやシュテーゲンも素晴らしいプレーでしたね。
両チームGKまで最高のプレーを見せていました。
ノイアーの奮闘もありましたが、終盤に違いを生み出したメッシにやられ結局は3-0でバルサの勝利。そしてバイエルンは枠内シュート0。
内容はまだしも、結果から勝ち上がりがほぼ確定しちゃいました。
バイエルン本拠地で迎えた2ndではバイエルンが攻勢でしたが、どちらかと言うとほぼ勝ちが決まったバルサがペースを落としただけ。
結局MSNのカウンターにまたやられてしまい、勝ちはしたものの3-2。
2試合合計5-3でバルセロナが勝ち上がりました。
総括
総括としては、両チーム共に最高の戦術と個人技を見せていただけにリベリーやロッベンが欠場していたのが本当に残念です。
もしいたらより面白い勝負になっていたかもしれません。とはいえ、バルセロナが強かったのは間違いないです。
あらゆる意味で違いを作り出すメッシはやはり最強ですね。
数的不利とか関係なく1人でチャンスに繋げるなんて。今年のバロンドールはまたメッシかもですね~。
まぁそれはともかく、ユベントスとの決勝が楽しみですね。
MSNをユベントスが止められるのか、モラタやポグバなどスター候補が完全なスターに成るのかなどなど、見どころはまたたくさんありそうです。