【CL2017-18】決勝トーナメント進出チームが決まりましたね【リーグランキングも変動】
2017-18シーズンのヨーロッパチャンピオンズリーグ、グループリーグの全日程が終了しましたね。
大体のグループが予想通りの結果でしたが、大番狂わせ?とまではいかずとも思わぬ結果になったところもあったりしてなかなか面白いものでした。
CL各グループ結果
グループA
1位:マンチェスター・U
2位:バーゼル
敗退:CSKAモスクワ、ベンフィカ
ここは当然マンUですね。マンUは"強い"というより"負けない"という手堅いイメージがあります。モウリーニョ監督っぽいチームに仕上がってますね。
突破予想に挙げていたベンフィカはまさかの全敗でした。びっくり。
グループB
1位:PSG
2位:バイエルン
敗退:セルティック、アンデルレヒト
誰もが突破すると分かっていた2チーム。勝ち点数も同じでしたがPSGが得失点差で1位通過。他2チームに圧勝しまくりでしたね。6試合で24ゴールというすさまじい攻撃力です。
バイエルンはハインケス監督が帰ってきて以降復活した印象ですし、この2チームは間違いなく優勝候補だと思います。
グループC
1位:ローマ
2位:チェルシー
敗退:アトレティコ、カラバフ
1位通過を予想していたアトレティコがまさかの敗退。前半戦は完全にゴール数不足に陥っており、国内リーグ戦でもCLでも引き分け数が山のように積み重なっています。
ジエゴ・コスタが参戦できたら少しは良くなったと思うんですが、残念。
このグループでは欧州カップ戦で良い印象のないローマがチェルシーをも退け1位突破を決めています。これは決勝トーナメントでも期待できるかもですね。
グループD
1位:バルセロナ
2位:ユベントス
敗退:スポルティング、オリンピアコス
グループBと同じく当然の結果ですね(笑)
どちらも強かったですが、無敗で突破したバルサはさすがです。監督交代、ネイマール退団でどうなることかと思いましたが、普通に強かった。
が、スアレスが少し不調なためメッシへの依存が高くなっています。ユベントスはリーグ戦も含めここ数年と比べて少し不安定。どちらも強豪と当たったら厳しそうですが、後半戦で調整できるか。
グループE
1位:リヴァプール
2位:セビージャ
敗退:スパルタク・モスクワ、マリボル
セビージャを下してリヴァプールが負けなし1位通過。が、やはりちょっと不安定なチームですよね。
プレスや攻撃がかみ合えば圧倒的で、見ていてかなり楽しい。と思えば少しでもずれたり疲れがたまると格下相手でも平気で勝ち点を落とします。DF陣が凡ミスばっかりなのも本当にもったいない。
とはいえ歴史的にカップ戦で強いリヴァプール。決勝トーナメントでも期待です。
グループF
1位:マンチェスター・シティ
2位:シャフタール・ドネツク
敗退:ナポリ、フェイエノールト
シティは強かったですね。というか強すぎですね(笑)
プレミアも独走中、今季CLの優勝候補筆頭です。さすがはグアルディオラ監督というところでしょうか。
セリエAで躍進のナポリはまさかの敗退。シティに完敗したのはまだしも、他にも負けまくるのはおかしい。残念。
フェイエノールトも全然強かったですし、こんな難しいグループを突破したシャフタールには決勝トーナメントでもぜひ奮闘してほしいですね。
グループG
1位:ベシクタシュ
2位:ポルト
敗退:ライプツィヒ、モナコ
この中では実績も強さも安定してる2チームが突破。ライプツィヒはまだまだ新生、国内では勝ち続けられてますし、来年以降が楽しみです。
モナコは去年の大躍進のせいで、夏の移籍市場によりチーム解体となってしまった影響が大きそうです。しょうがない。
グループH
1位:トッテナム
2位:レアル・マドリー
敗退:ドルトムント、アポエル
まさかのトッテナム。近年の欧州カップ戦が弱すぎたのでまったく期待してませんでした。
レアルとドルトが不調だったということもありますが、普通に試合内容でも強かったですね。ケインは国内だけでないことをアピールしましたし、今や世界でもトップクラスのCFでは。
不調のレアルはここ最近復調気味。ロナウドについても、国内では不調なもののCLではグループリーグ全試合得点してるだけに気にしなくてもいいでしょう。ベンゼマはやばい。レアルの完全復活は冬の移籍市場次第かも。もしくは再度ジダンパワーで復活なるか。
ドルトは崩壊しましたね(笑)先日とうとう監督交代に踏み切りましたが、まさかのシュテーガー監督。今シーズン、ケルンで全く勝てず解任された監督を代役にあてるとは。
まぁでも、シュテーガー監督のしたいことをケルンの選手たちが出来なかっただけという可能性もあります。ドルトは良い選手がそろっているので復調できればELを取りに行くことはできるかもしれません。
国別
- イングランド:5チーム
- スペイン:3チーム
- イタリア:2チーム
- 他6ヶ国1チームずつ
イングランド勢が躍進してますね。しかもチェルシーを除いた4チームが首位突破を決めています。
特にナポリを打ちのめしたシティ、レアルにも勝利したトッテナムはかなり強い。
他、マンUとチェルシーも盤石な強さを誇っていますし、リヴァプールも攻撃力に関してはトップクラスです。ここ数年結果を残せていない決勝トーナメントでイングランド勢がどこまで勝ち残れるか、期待ですね。
なお、決勝トーナメント1回戦の抽選ルールは以下のようになっています。
- グループの1位通過 vs 2位通過のチーム
- 同じグループのチームは除外
- 同国リーグのチームは除外
今回はグループ2位通過チームにレアル・ユベントス・バイエルン・チェルシーがいます。1位通過チームも全く安心できませんね(笑)
ちなみにチェルシーは抽選ルールに基づくと、1回戦はバルサ・PSG・ベジクタシュの3択に絞られます。きっついですね(笑)まぁそれは相手チームとしても同じでしょうが。
1回戦から強豪同士の対戦カードが複数決まる可能性が高いです。嬉しいような悲しいような…ですが、あまり見ないカードに決まってくれると嬉しいですね。
リーグランキングにも影響が
なお、この国別結果によりUEFAリーグランキングにも大きな影響がありました。
UEFAリーグランキングは過去5年の欧州カップ戦の結果に基づき、ポイントとして算出されます。
今シーズンここまでの結果により、昨年時点では3位だったプレミアリーグが2位に浮上、2位だったブンデスリーガは4位にまで転落しました(セリエAが3位浮上)。
ここまでのポイントを見ると、スペイン・イングランド・イタリアは10000pt以上とっているのに対し、ドイツは6,000ptしか取れていません。
当然、この結果はCLの影響によるものだけではありません。ELでも似たような結果が発生したためです。
EL決勝トーナメント進出チーム・国別
- スペイン:3チーム
- イタリア:3チーム
- フランス:3チーム
- セルビア:2チーム
- ロシア:2チーム
- 他数ヶ国1チームずつ(イングランド・ポルトガル等)
なんとELではドイツ勢のグループリーグ突破チームは0です。
ヘルタ、ケルン、ホッフェンハイムと、ここ数年例を見ないくらい弱すぎました。CLから回ってくるライプツィヒとドルトムントの躍進にかけるしかありません。
イングランド勢はアーセナルが余裕の突破、エバートンが敗退しましたが、CLも合わせるとエバートンしか負けてない計算。アーセナルは優勝候補にも挙がっているだけにさらに勝ち星をあげる可能性大です。
スペインからはビジャレアル・ビルバオ・ソシエダが突破。いずれも勝ち進みそうな勢いです。毎年スペイン勢はELでも優勝争いに入ってきますし、CL側も含めスペインのランキング1位は安泰。
イタリアからはミラン・ラツィオ・アタランタが突破。復活と思いきや落ち目のミランは置いといて、ラツィオはここ数年大きく伸びているチーム。シモーネ・インザーギ監督は近く引き抜かれるのでは?アタランタはリヨンを退け1位突破です。
イタリア:セリエAは選手のビッグネーム数こそ他リーグに劣るものの、復活を遂げていると言っても良いのではないでしょうか。
CLから回ってくるチーム
CLグループリーグ3位のチームが回ってきます。
- CSKAモスクワ
- セルティック
- アトレティコ・マドリー
- スポルティング・リスボン
- スパルタク・モスクワ
- ナポリ
- ライプツィヒ
- ドルトムント
EL全体で見るとアーセナル、ナポリ、アトレティコ他スペイン勢あたりが優勝候補でしょうね。
ドイツ勢はまた「バイエルンだけのリーグ」という扱いになりかねない状況。ぜひとも奮起してほしいところです。
CL、ELともスペイン勢が非常に強いので、他の国のチームがなんとか打ち負かしてほしいですね。期待。